砂場

これは、ただの砂場です。

週末の旅行のこと

自分のために記録として残しておきたいような出来事はいくつもあるのに、毎日の終わりにはただ疲れて眠りたい。

楽しみにしていた週末の旅行から帰ってきて、とてもさみしい。

木曜の夜、東京発の夜行バスに乗り仙台へ向かった。初めての仙台駅は積雪、早朝5時だった。

雪のつくる景色はどれも新鮮で、ただバスから見る住宅街にもわくわくした。足跡のない校庭。すべての屋根に均等に積もる雪。山々や田舎の景色はさらに美しく、寝不足を忘れて見入っていた。f:id:kimura_i_i_h:20240229000701j:image

ほんとうは旅の工程をすべて書き出したかったが、時間と体力が残らない。

大谷海岸はほんとうに美しかった。いくら写真に撮っても目で見たそのままに写らない。砂浜は真白な雪で、海は透き通った淡水色だった。小さな海岸は人気が少ない。海水浴場らしいが、夏は賑わうのだろうか。

海岸に面したホテルはシングルで、部屋の窓から海を見る。食事が素晴らしく、もう一度訪ねたいと思うホテルであった。

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松島はすこし残念だった。観光地である。人が多い。島々の形はおもしろかったが、ちいさな遊覧船を選べばよかった。寒くてもいい、もっと近くで見てみたかった。

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自分の楽しみが何にあるのだろうと考えている。やはり移動だと思う。移動をし、そこに何があるのかを見てみたい。知らない場所に行き、ただ確かめ、感心していたい。

それで、海と、夕日と、コーヒーがあれば最高に幸せなのになあと思う。帰る場所は東京で、新宿で、その西側の住宅街で、人ばかりである。ただ、ここで働いたお金がなければ移動ができないから、しかたない。次の移動のために働き、夜には気を失っている。